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2021年11月10日 (水)

百合子全集

午前、新しい議員団による議員団総会の録画を視聴して午後からテレビで首班指名を見て国会はお終い。
百合子全集の続きです。
『「道標」を書き終えて』(51年3月)で戦中の過酷な拘置署生活の熱謝病の後遺症で、健康の最も悪い時期を押しての執筆だったこと、
第3部でまだ書き終わっていない事『・・文学者として書き残したい人間理性の闘いの物語を、書けるところから、書ける時に、まづ書きはじめ・・・』たことを述べ、
『1933年に小林多喜二の「党生活」が書かれて、新しい人間のある像が打ち立てられたが、感情の問題などについては、いまだ十分追求されつくしていな部分があった。・・』とあります。
『私たちには人間性の拡大と高まりの問題として、より人間らしい人間関係へ進みゆく一つの道としての恋愛・結婚・家庭の課題がある。・・・ブルジョア恋愛小説のテーマと全くちがう社会歴史のテーマに沿って愛の物語が進行しつつある。それも、まだかきつくされていない。』『・・いかに生きつつあるかが問題、自分が生きつつある歴史の地点のどの位手近いところまで作品をひっぱりあげることができるか。それが力量というもの・・・』
百合子さんは、何と、ここまできびしく自らを律していたのかと思いました。
その他、各論で、婦人の生活と文学、女性の歴史、彼女たち・そして私たち、婦人作家など、現在のようにジエンダー平等が当然の社会になるまでの多くの先人の闘いがあったことが偲ばれます。

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