前衛10月号を読む
前衛10月号、西里喜行氏の「琉球・沖縄から見た「明治150年」を読んで、深い感銘を受けました。
『・・明治150年も沖縄から言えば「琉球処分」150年・・この150年は文字通り沖縄の自己決定権をめぐる葛藤の150年であった・・』
と、近世期の琉球の位置をどう見るか、から説き起こし琉球処分時の松田道之に触れつつ、
1850年代の琉球王国の日本・申告清国との関係、薩摩の島津家の「安政の琉球処分」などもあり、
1872年(明治5年)から琉球への干渉、琉球処分が始まる。
琉球側の抵抗と抗議が広がり、琉球の主権(自己決定権)維持のため明治政府への抵抗は続いた。
処分断行の直後には当時の琉球社会のリーダーたちが、琉球の総意として「廃琉置県」の断固反対の請願書を提出・・これが現在のオール沖縄の原型、という。
私はこの時の松田道之処分官の姿勢と現在のアベ政権の菅官房長官の物言いと重なって見えました。
『・・その後の祖国復帰運動の中で
1968年日本復帰・施政権全面返還を主張した屋良朝苗主席の建議書がまとめられたが「沖縄の民意は弊履のように捨てられた(屋良氏)」
『そもそも明治維新以来の沖縄統治は・・吉田松陰の対外膨張の思想を受け継ぎ・・
それが日清・日露・日中・太平洋戦争と、膨張路線をつづけてきた結果の戦後日本の始まりであった。
現政権の,明治150年で明治維新と現在を一直線で結び膨張主義の復活の思惑はいずれ破綻せざるを得ない。
沖縄の歴史の中で繰り返されてきた自己決定権の希求は、どこまでも続く。
武器なき闘い、平和的抵抗権の思想で闘わざる言えない。
自己決定権を愚直に希求し続けた翁長氏の意思は引き継がれ、
沖縄の明るい未来を切り開くだろう・・』
おりしも、沖縄知事選挙の真っ最中、イデオロギーよりアイデンテテイと、
基地建設反対の民意を貫く「デニーさん」の勝利を願いつつ胸を熱くして読みました。
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「佐喜眞 淳」候補のイベントが、下記で開催されます。
1、日時:9月16日(日曜)14:00〜
9月23日(日曜)14:00〜
2、場所:パレット久茂地前
(沖縄県庁・那覇市役所近く)
小泉進次郎氏が、佐喜眞氏の応援で沖縄に来ます。
9月16日(日曜)
14:00〜 パレット久茂地
15:30〜 浦添市安波茶交差点
17:00〜 豊見城市役所(豊見城南高校前)
投稿: 名無しのコメントです。 | 2018年9月16日 (日) 17時54分